こんにちは!
Lea整骨院です✨
今回は、運動を始めようと思ってる方や、運動好きな方に向けて気をつけてほしい事をお伝えしていきます!
運動してる時、膝の外側が痛かったことがありませんか??
もしかしたら、その症状はランナー膝かもしれません。
●腸脛靭帯とは
腸脛靭帯はお尻の筋肉から始まり、すねの骨の外側にある膨らみに繋がっています。
足を地面につけたときに上半身が傾かないように支える役割をします。
●腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)とは
長時間のランニングなどを行った際に、膝の外側が痛くなってくる疾患です。
ランニング動作でよく生じるため、“ランナー膝”とも呼ばれています。
膝を伸ばしている時は腸脛靭帯は大腿骨の外側の前にあるのですが、膝を曲げてゆくと、膝の出っ張りを乗り越え後方に移動します。
腸脛靭帯炎が大腿骨の外側の出っ張り部分に、何度もこすれることによって炎症を引き起こし、膝の外側に痛みが生じます。
●腸脛靭帯炎の原因は?
腸脛靭帯炎は以下のような特徴があると発症しやすいと言われています。
・大腿骨外側の出っ張り(大腿骨外側上顆)が大きい
・股関節外転筋力が弱い
・内反膝(O脚)
・回内足(かかとが外側へ傾く状態)
・腸脛靭帯の伸張性が低いなど
●腸脛靭帯炎の症状
腸脛靭帯炎は、ランナーやサイクリングなど、膝の屈伸を繰り返す運動により起こるオーバーユース症候群といえます。
大腿骨の出っ張りと腸脛靭帯が何度もこすれることになり、膝の外側が痛くなってきます。
初期のうちは運動中や運動を終えたあとに痛みますが、安静にしていると痛みはなくなります。
しかし、腸脛靭帯炎が悪化すると、歩行時や安静時にも膝の外側に痛みを感じるようになります。
●腸脛靭帯炎の主な原因
・過度なランニング
腸脛靭帯炎は特に長距離ランナーに多く見られるスポーツ障害で、練習量が増加したり練習環境が変わる時期などに発症します。
十分に休息を取らずに運動を継続した場合、回復が間に合わずにどんどんダメージが蓄積してしまい、より強い痛みへと変わっていきます。
・内反膝(O脚)
腸脛靭帯炎の発症要因の一つに内反膝(O脚)があります。
内反膝の人は、太ももからすねにかけて内側に曲がっているため、膝の外側を走行している腸脛靭帯が大腿骨外側の出っ張りに擦れやすくなります。
そのため、内反膝の人は腸脛靭帯炎を起こしやすいと言われています。
・体が硬い
体が硬い人の場合、腸脛靭帯も硬く伸びにくいことが多いです。
腸脛靭帯の柔軟性が不足していると、膝を曲げたり伸ばしたりする際の摩擦抵抗を強めてしまいます。
これにより、腸脛靭帯炎を引き起こすこともあるため注意が必要です。
・急に運動を始める
これまで運動していなかった人が急に運動を始めるような場合にも腸脛靭帯炎は起きやすいです。
このような場合、これまで運動していなかったために股関節外転筋力(脚を外側へ引っ張り支える力)が弱く、腸脛靭帯の柔軟性も低いため、腸脛靭帯炎を引き起こし易いのです。
●腸脛靭帯炎の診断方法!
膝の上部外側を押しながら、膝を曲げた状態から伸ばしてゆくと、痛みが出るのが特徴です。
●腸脛靭帯炎の治療法!
初期治療としては腸脛靭帯炎の治療の基本は局所の安静とマッサージ、ストレッチです。
痛みが出た際の初期の治療は、まずランニングを中止・軽減し、局所のアイシングを使用します。
痛みが改善してきたら、運動療法を行い、ランニングを再開し少しずつ走る距離を増やしてゆきます。
腸脛靭帯炎は周辺のマッサージやストレッチなどが効果的で、必ず行う治療法です。
ストレッチを行うことで腸脛靭帯の柔軟性を高めて大腿骨突起部とこすれるときの摩擦抵抗を低下させ、炎症を改善・防ぐ効果が見込めます。
また、腸脛靭帯の柔軟性を獲得することは再発の防止にも繋がります。
腸脛靭帯炎は、大腿骨の外側にある腸脛靭帯と大腿骨の突起がこすれることによって生じます。
つまり、こすれる際の摩擦抵抗を減らすことができれば腸脛靭帯炎にかかりにくくすることが出来ます。
腸脛靭帯自体を柔らかくしたり、周囲の筋肉を鍛えることで腸脛靭帯と大腿骨の摩擦抵抗を低減し、再発を防止したり、症状改善が可能なストレッチ方法をご紹介します。
腸脛靭帯炎になりにくい脚を目指しましょう。!